close

Endless SHOCK

祝・ミュージカル単独主演記録1位樹立&大千穐楽(20141031) 長編レポート

 

 Endless SHOCK

 

Endless SHOCK
祝・ミュージカル単独主演記録1位樹立&大千穐楽(20141031) 長編レポート

 
 堂本光一主演ミュージカル『Endless SHOCK』が、1031日に福岡・博多座で大千秋楽を迎えた。
そして、公演中の1026日にはミュージカル部門単独主演回数1位を樹立。31日の大千穐楽にて単独主演回数は1214回目に達し、
演劇部門としては、偉業を成し遂げた女優・森光子の『放浪記』の単独主演回数2017回に続く2位となっている。

 この日本で一番チケットが取れないと言われる人気のミュージカルは、2000年より東京・帝国劇場にて公演され続け、
一昨年から博多座でも公演。博多座は今年で3回目となった。去年からは大阪・梅田芸術劇場でも公演が行われているが、
毎年各地の公演が即日完売となることでもわかるほど、その人気はいまだ衰えることなく続いている。

 『Endles SHOCK』の醍醐味でもある数々のフライングやイリュージョン、華麗なダンスや演舞、鬼気迫る殺陣や22段の階段落ちは圧巻。
また、華やかなショーの中で光る役者たちの迫真の演技、全てが観客を圧倒し続け、瞬時に夢の世界へと誘う。
そんな魅力に満ちあふれた舞台『Endless SHOCK』の大千穐楽公演に、ローチケ演劇部も潜入!涙と笑いの感動的なカーテンコールと
公演直後の堂本光一にも直撃した長編レポをお届けする!!


<愛情に満ちあふれた!涙と笑いのカーテンコール>
 「おかげさまで無事に千穐楽を迎えることができました。とても素敵な幸せな空間でしたし、何よりも皆さまの温かい拍手のひとつひとつ、
カーテンが下りても長く続いていたことも・・・聴こえておりました。そういったものが僕らの大きな力にもなっておりました。
また、この博多にも帰って来られるよう、皆さんの応援をどうか宜しくお願い致します」と、堂本光一の挨拶で幕が下りた直後、
清々しい表情を見せたカンパニー一同がカーテンコールで再び登場。「会場の皆様と共に、また来て頂くことをお願いして」と
博多座の社長から花束贈呈が行われた。そしてキャスト陣からの挨拶へ―。

堂本23月の帝国劇場公演から数ヶ月空け、9月の大阪から10月に博多へ。地方で2ヶ月連続やるというのが初めてだったので、
最初は2ヶ月も家を空けるのはどうなることやらと思っていたのですが、非常に楽しく過ごさせて頂きました。
というのもやはりカンパニーの皆さんが素晴らしいこともありますし、劇場スタッフの皆さんが全力で僕らを支えて下さったことが大きいと思います。
改めて、ステージ上からではありますが、博多座のスタッフの皆さまにもお礼を申し上げたい。4ヶ月の公演、計100?何回か知りませんが(笑)、
その中で1200回もありましたし、1200・・・何回?かわかりませんが」

(囁く声で)8回・・・」

堂本1208回(笑)で、ミュージカルとしては歴代1位の回数となり、非常にセレモニーがたくさんあった素敵な公演だったなぁと感じております」
と、堂本にとっては偉業を成し遂げた数字よりも、カンパニーやスタッフに支えられたことの方が記憶に残っているかのよう。

そして、オーナー役の森公美子からは素晴らしい言葉が―

「『SHOCK』という舞台が大好きで(涙)、まさか自分が出演できるなんて思っても
いなかったのですが、もしよかったら23年後にまた使ってください。イギリス人の友人が『SHOCK』をずっと観たくて、
でもスグ完売になるので十何年間観ることができなかったのですが、今回私が出ていることで観に来れたんです。
その友人が『日本でこんな舞台をやっているのか!もし彼がブロードウェイでこの舞台をやったとしたら、絶対にトニー賞は間違いない!』
と言っていました。それほど本当に素晴らしい舞台だということ、国際的にも皆がすごく感心しているということをここでお伝えしたい!」
と、アメリカ演劇界で権威あるトニー賞に値するという言葉に、堂本も笑顔を見せた。

 

 また、ヒロインのリカ役を演じた入来茉里からの挨拶ではこんな場面も。

入来「『SHOCK』という舞台が私にとっては初めてのミュージカルで、今日は台詞や歌や振り付けもあと1回ずつしか出来ないのかと思うと、
とても切なくなりました」

堂本「それなのに俺、歌詞忘れちゃったけどねっ!ごめんなさいねぇ(笑)」

と、千穐楽の冒頭で一瞬歌詞が出なかった失敗を明かして笑わせるも、

入来「はい、私の登場の場面で(笑)。でも貴重でした。素晴らしいカンパニーの一員として2014年、リカを演じさせて頂いて幸せでした!
有難うございました」

と、母親役だった森が入来の涙を拭いつつ二人抱き合って泣く姿に、皆が微笑ましい表情で拍手を贈った。

 続いて、今年で10年目の出演となったことを明かしたパーカッション奏者・石川直も、途中『blast』の公演があったが、
大阪公演では代役を立てて、博多で戻って来れた喜びを語った。そして、ジャニーズJr.の、山本亮太(They武道)
西畑大吾(関西ジャニーズJr)、ふぉ~ゆ~(越岡裕貴、松崎祐介、福田悠太、辰巳雄大)、そしてライバル役の内博貴からの挨拶へ―。

 昨年から参加している山本は、最年少の西畑大吾の先輩として遠征先でご飯に連れ出すなどリードしていたことを堂本から
明かされ、その照れからか「その領収書は光一君に渡して(笑)」とごまかしてみせるが、即座に「そんなん言わんかったらええのに。
いやいや、そんなことはなかったですけどもね(笑)」と、堂本から頼もしい姿を称えられていた。

 そして、今回のメンバーの中で最年少として今年の大阪・博多公演から初参加したという西畑は、
「公演を終えてまず1つ思うことは、生きて終わることが出来てよかったです(笑)。東京で稽古をしている時は、
いつ逃げ出してやろうかと思うくらいハードなミュージカルなので、終えてここに立てていることが嬉しいなと思います。
本当に楽しかったですし、充実していました。今は、三度の飯より『SHOCK』が大好きでございます(笑)」と、
この舞台で味わった達成感を笑顔いっぱいに語った。

 次に、『SHOCK』では9年目の出演となる”ふぉ~ゆ~”のメンバーたち。堂本光一のソロ活動やKinki Kidsのライブなどでも
バックで先輩を支えてきた彼らの思いもひとしお。なかでも辰巳雄大は、「今回、福岡ソフトバンクの優勝という・・・。
嘘です!こういうのやりたくて(笑)」と、千穐楽の前日に日本一に輝いたソフトバンクホークスの優勝について語りだし
会場を笑わせたかと思えば、「このカンパニーがあまりにも好きすぎて・・・やばい!本当に大好きすぎて、カンパニーの皆さんが
『辰巳、元気だね!』って言ってくれていたんですけど、それは皆さんがいるからで・・・。どうしたんだろう?
おれ、いつもこんな風じゃないんですけど!」と泣くのを堪えながら、「光一君が見守ってくれて、みなさんには絶対見れない
ふざけた光一君の姿も見られて、ここまでやってこれました!有難うございました」と、やはりこらえきれずに涙を流し、
内から抱きしめてもらう一幕も。

 そして、大阪公演から参加した内博貴からは、「二ヶ月間が非常に短く感じまして。何よりも寂しいのは、公演後に光一君と
夜ご飯を食べて、ホテルに帰って僕の部屋でゲームして・・・の毎日だったので、それが無くなると思ったら、寂しいなぁと
思っちゃいますね。またSHOCKに帰ってきたいです」と、こちらも寂しさでいっぱいの様子。

 そんな後輩たちからの寂しいという言葉に堂本自身も「寂しいな~」という言葉が。そして最後に、千穐楽の前日、
女性アンサンブルの一人がケガをして千穐楽だけ出られなかったことが明かされたが、「なによりも素晴らしかったのが、
欠けたところを感じさせないステージを今日、皆が間に合わせて作ってくれたことです。最強のカンパニーじゃないかなと思います。
皆さんと共に成長していける舞台になるといいなと思っています」と締めてステージを去った。

 カーテンコールも終了!と思ったところで、会場のさらなる拍手でWカーテンコールに。堂本光一が一人で登場した。
「この光景が明日から見られなくなると思うと非常に寂しいものがありますねぇ。なんかやっぱり、二ヶ月地方というのは
辛い部分もありますが、その分、皆が団結していけたのかなと思います。それから、このまえ聞いて初めて知ったんですが、
博多座は立見があるそうで!大丈夫です、見えてないです(笑)。いやっ、休憩があるとはいえ3時間15分も立見でも観たいと
言ってくださる方がいる訳ですから、本当に御礼申し上げたい。これほど長くSHOCKをやっていてもまだまだいろんな発見が
自分の中でもあって、なんて楽しい舞台なんだと思って立てましたし、今回は体調も非常によかったですし」と話す途中で、
ジュニアのメンバーと男性アンサンブルたちが堂本の周りに集結。いきなり堂本を16回胴上げしだすサプライズが!
「怖い!怖い!」と叫びながら宙を舞う堂本は「なんで16回?」と尋ねると、「昨日、ホークスの秋山監督が15回上げられていたから(笑)」と
無邪気に答えて喜び立ち去るメンバーたち。「あぁ(笑)、監督が15回だったの?そんな、張り合わんでええわ(笑)!
ホークス日本一おめでとうございます。いや~ビックリした」と、実際のところ15回はメンバーたちの勘違いで、秋山監督は10回の胴上げを
されたのだが、その回数を6回も超える胴上げ祝福に、照れながら恐縮する堂本。「本当に最強なカンパニーですし、お客さまたちも
最強のファンじゃないかと思います。こうやってステージに立てるのはお客様がいないと無理なので、皆さん応援をよろしくお願い致します。
本当に有難うございました。またお会いしましょう!」と観客たちへの感謝の言葉で締めくくり堂本光一がステージを後にした。
その後も会場はそこから更に6分間近く拍手が鳴り止まず、劇場を立ち去る名残惜しさが観客たちの拍手からも伝わり、
キャスト・スタッフ・観客、すべての愛情が集約された感動のカーテンコールとなった。


★公演直後の囲み取材レポ★ 「堂本光一」へ 一問一答

無事に千秋楽を終えた気持ちは?

堂本「終わった感じがしないのは毎回同じですが、2ヶ月連続で地方公演をやったので、みんなが顔を合わせる時間がより長くなる訳で、
より結束力があがった感じがあるだけに、非常に寂しいですね」

他の劇場とは違う博多座ならではの部分は?

堂本「楽屋が近い!ものすごく楽です!非常に近くていいですねぇ。あとはお客さまとの距離が近いので、そこが他とは一番違いますね」

どういうことを考えながら博多座を舞っていたのか?

堂本「もちろん、その場面ごとの心情があるので、もちろんお芝居をしています(笑)」

時間にして2秒あるかないかの階段落ちの場面。もちろんそこでも演技しているとは思うが(笑)、あの瞬間は何秒くらいの感覚なのか?

堂本「秒数とかいうより、あの~早く落ちたいんですよ(笑)。早く落ちちゃった方が楽なんで。もちろんね、
階段落ちを皆さん注目されるかと思いますが、その前の立ち回りの方が辛いので。階段は落ちればいいんで(笑)。
落ちたらそこでちょっと『ウェ~』ってしばらく横になれるじゃないですか(笑)。早く落ちたいです!」

博多ではメモリアルな公演が多く、1200回公演、記録樹立の1208回、最終的には1214回まで更新されて・・・

堂本「回数を数えたりしてきていないので、とにかく1公演1公演を大事にやるのみ。その時の公演が勝負なので。その時にしか観れない
お客様がたくさんいる訳ですから、その時の公演がベストであるように・・・と心がけて全部やって来ました。いくら体調が
悪かろうがなんだろうが、そこだけはちゃんとしないといけない!というのを常に思って、1214回?ですか?1つもサボらずやれました」

 

カーテンコールの挨拶で西畑大吾から『生きて終われてよかった』という発言があったが、ご本人も無事に生還されましたね!

堂本「いやぁ、無事生還ですね(笑)。その気持ちは毎公演思いますよ!『今日もう俺死ぬんちゃうか?』と思うときあります。
公演が終わって、『はぁ・・・生きてたぁ』って。ストーリー自体がそういった部分を扱ったところがあるので、自分はステージに
立っている間ではその中で生きているので、それを体現しながらやっているんですね。自分の身を削らないと何も生まれない
作品になってしまっているんで、終わった後は『生きてたぁ』と(笑)」

1214回、毎回新鮮味を感じられているんですか?


堂本「同じ役者であっても違っても、『お、今日はそう来たか!』とかありますし、トラブルも楽しんだり。トラブルが起きると
ワクワクしちゃうんですよね(笑)『ここをどう切り抜けてやろう』って(笑)」

公演以外のことで1ヶ月の滞在、嬉しかった部分、楽しかったことは?

堂本「まず、博多に来れることが嬉しいですからね。ものすっごく楽しいです。舞台以外では、毎日「今日は何食う?」と内(博貴)と
毎日やり取りしてましたね」

何を召し上がったのか?

堂本「いや~、いろいろいただきましたよ?あの・・・ここは美味しいとか。もう、言っちゃうと次から使えなくなちゃうから言いたくないんです!(笑)」

メニューだけ言うとしたら?

堂本「嫌です(笑)。あ、でも本当に周りですよ・・・って言うのも嫌なんです(笑)。近場で済ませてました。食べて、
部屋にもどって、内と二人でゲームして『寝るか!』っていう毎日」

福岡には「天神」という場所もありますが・・・

堂本「あっ、天神も行きましたよ。2回くらい行ったかな?」

そこで何を食べて?

堂本「言わないですよ~(笑)。そのへんはそっとしといてください(笑)。次来た時に行けなくなっちゃうから(笑)。
いや、ホントどこ行っても美味しいですよね。安いし美味しいし!」

 

座長として、叱る・怒る・渇を入れるといった場面はありましたか?

堂本「マネージャーの話をしても仕様がないんですが(笑)。2公演って辛いんですよ。で、毎日マネージャーに確認するんですよ
『今日、何公演だ?』って。で、『2回公演です』って言われたら、『バカヤロー!ふざけんじゃねぇ(笑)』というやり取りを、
毎公演やっていました。後半はマネージャーも慣れてきて、『何公演だ?』と聞く前に『2公演です!』と返すように
なってましたからね。で、『バカヤロー、ふざけんじゃねぇ』って(笑)。それが恒例でしたね」

今までの舞台中心の生活が明日から終わるが、習慣のようになっていたことを思わずやってしまいそうだったりすることはあるのか?

堂本「ありますねぇ。どうしても舞台中は時計を見る癖がついていて。あ、この時間は風呂に入る時間だとか、起きてしまったりとか。
それは毎回恒例ですね」

これだけの回数を続けてこれた原動力は?

堂本「何よりもステージを楽しむことと、お客さまに喜んでいただくこと。それが自分にとっては一番楽しいことですし。
あとは、自分との勝負みたいなところもあるので、スキル的にまだまだ足りないところもあると思うから、稽古中から
磨いていくことが楽しかったです。しんどいことも楽しかったです」

(千穐楽直後の)今、一番したいことはなんですか?


堂本「風呂に入りたいです(笑)。風呂に入って氷水につかりたいです。毎回アイシングするので(笑)」

最後に、博多は好いとう(好き)ですか?

堂本「好いとうよ(笑)」

 そう言って、疲労感を見せることなく、笑顔で取材陣にお辞儀をして立ち去って行った。
堂本光一主演『Endless SHOCK』の次の公演に関しては、現時点では何も発表されてはいないが、これだけの人気の舞台に
終わりは来ないことを願う。そして、『Show Must Go On』という、『ショーは何があっても続けなければならない』という
同作のテーマと同じく、お客さまの要望が続く限り、このショーも続いていくことだろう。

 

資料來源ローソンチケ.com:http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=230056

arrow
arrow
    全站熱搜

    Minori 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()